不正ファイルの侵入経路を特定できるウイルスバスター2012年版 - SNSリンクの安全性表示機能も
トレンドマイクロは、コンシューマー向けセキュリティ対策ソフトの最新版「ウイルスバスター2012 クラウド」を発売した。当初ダウンロード販売を展開し、9月2日より店頭発売を開始する。

SNSプロテクション
同製品は、ウイルス対策機能やフィッシング対策機能などを備えたセキュリティ対策ソフト。迷惑メール対策や個人情報保護、データ消去ツール、ペアレンタルコントロールなどの機能も備えている。
最新版では、ウェブレピュテーション技術を応用した「SNSプロテクション」を追加。「Twitter」「mixi」「Facebook」など、ソーシャルネットワークサービスに書き込まれたURLの危険性を診断し、ユーザーはリンクの表示色から安全性を確認できる。

また不正変更の監視機能を強化。保護レベルを「高」に設定した場合、検出した不審な挙動から対象のファイルが侵入や作成された一連の経路を特定。不審ファイルやウェブサイトへのアクセスをブロックしたり、侵入経路を図示できる。
Windowsのファイアウォールを設定する「ファイアウォールチューナー」にボットネットや脆弱性攻撃対策のルールを追加したほか、フルスキャンを差分のみ対象とすることでスキャン時間を短縮した。
Mac OS X 10.7 Lionに対応した「ウイルスバスター for Mac」を同梱しており、3台まで利用できる。また旧バージョンの契約期間中のユーザーは、無償アップグレードすることが可能。
市場予想価格は、「ウイルスバスター2012 クラウド1年版」が5980円、「同3年版」が1万2800円。同社は、今後1年間に新規、更新含め1400万本の販売を目指して展開していく。
(Security NEXT - 2011/08/25 )
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