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石光商事のランサム被害、SIM搭載PC経由でサーバを侵害

コーヒーの輸入販売をはじめ、食品事業を手がける石光商事は、同社国内グループ会社のサーバがランサムウェアの被害を受けた問題で、対応状況を明らかにした。データ流出の痕跡が確認されたものの、個人情報は含まれていないとしている。

同社やグループ会社である東京アライドコーヒーロースターズ、関西アライドコーヒーロースターズ、ユーエスフーズで利用している一部サーバーが外部よりサイバー攻撃を受けたもの。ランサムウェアによってサーバ内に保存されていたファイルを暗号化された。

同社は9月20日に事態を公表。個人情報保護委員会へ報告するとともに警察へ相談、外部協力のもと、原因や影響範囲の調査や復旧作業を進めていた。

同社によると、SIMカードを搭載するノートパソコンがリモートデスクトップ接続を介した攻撃を受け、同端末経由でグループで利用するサーバにアクセス。データの暗号化が行われたと見られている。

攻撃を通じて、グループが保有するデータに対するアクセスが行われ、外部へ転送された痕跡も確認された。アクセスされた範囲は特定済みで、個人情報などは含まれていなかったという。

(Security NEXT - 2024/11/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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