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「Conficker」が再び増加傾向、P2P経由感染のウイルスにも注意 - マカフィーまとめ

マカフィーは、同社が4月に検知したマルウェアなどの状況を取りまとめた。ファイル共有ソフト経由で感染するマルウェアがあらたにランクインするなど、ランキングに動きが見られた。

同社がまとめたランキングによると、検知企業数とマシン数の1位は「Generic!atr」で、また「W32/Conficker.worm」の亜種も複数がランクインしており、依然としてリムーバブルメディア経由の感染が広がっている。

なかでも「W32/Conficker.worm」については、これまで検知企業数はマシン数やデータ数に比べて多くなかったことから、脆弱性対策を怠っている一部企業内でのみ感染が広がっているとの見方が出ていたが、最近は検知企業数も増加傾向にあるという。

検知データ数ランキングでは、2月に急増を見せたファイル感染型ウイルス「W32/Ramnit」が、前月に引き続き1位と2位を占めた。検知件数は前月より大幅に減少しているが、今後もその動向に注意が必要。

(Security NEXT - 2011/05/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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