日本MS、不正証明書対策のため更新プログラムを公開
日本マイクロソフトは、大手認証局から不正な電子証明書が発行されたとの報告を受け、攻撃を防止するための更新プログラムを公開した。
Windowsにルート証明書が搭載されているComodoにおいて、不正な電子証明書9件が登録局を通じて発行されていたことが判明したことから対策を講じたもの。不正な証明書は、なりすましや中間者攻撃に悪用される可能性がある。
Comodoでは、問題の証明書を失効させており、ブラウザには証明書の状態をリアルタイムで検証できるプロトコルOCSPが実装されている。
日本マイクロソフトでは、同プロトコルを利用した検証時に失敗する可能性があるとして、更新プログラムを用意した。問題の証明書を信頼されていない証明書へ登録することで対応している。
同プログラムは、自動更新を有効にしている場合、自動的にダウンロードされ、インストールされる。
(Security NEXT - 2011/03/24 )
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