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減少傾向が続いていた相談件数が一転増加 - IPAまとめ

不正アクセスの届出件数は10件で、そのうち5件で被害が発生した。被害の内訳は侵入2件、なりすまし1件、不正プログラムの埋め込み1件、DoS攻撃1件だった。不正アクセス関連の相談件数は23件で、そのうち6件で被害が発生している。

侵入被害は2件とも、他サイト攻撃の踏み台として悪用されていたケースだった。なりすまし被害では、ウェブサービスを勝手に利用されていたというもの。侵入の原因は、IDやパスワードの管理不備、およびサーバの設定不備が各1件だった。

2月に同機構へ寄せられた相談件数は1521件で、2月は日数が少ないにもかかわらず、1月の1463件から増加を見せた。

「ワンクリック不正請求」に関する相談も473件と、2010年8月のピーク時から続いていた減少傾向から増加に転じた。また「Winny」関連の相談も6件と、前月より倍増している。このほか、「偽セキュリティソフトの押し売り行為」に関する相談が9件寄せられた。

(Security NEXT - 2011/03/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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