Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

減少傾向が続いていた相談件数が一転増加 - IPAまとめ

情報処理推進機構(IPA)は、2月に同機構が受け付けたウイルスや不正アクセスの届出状況を取りまとめた。日数が少ないにもかかわらず、相談件数が増加している。

レポートによれば、2月のウイルス検出数は約2万2000件で、1月の約2万3000件から2.7ポイントとわずかに減少した。

同一の届出者のもとで同種のウイルスが同日中に複数検出された場合も1件とカウントする届出件数については974件で、前月の1106件から11.9ポイント後退した。

検出数の1位は「Netsky」で、依然として全体の7割以上を占めている。しかし届出数では2位に後退し、届出数のトップとなったのは、増加傾向が目立っている「Autorun」。件数こそ減少したものの、全体に占める割合は19.7%と2割近くにのぼった。

(Security NEXT - 2011/03/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

2023年上場関連企業による個人情報事故は175件 - TSR
個人情報漏洩時の謝罪対応、約3割がマニュアル化
自治体におけるマイナンバー取扱状況を公表 - 個情委
Pマーク事業者の事故報告は3048件 - 前年度比約15%増
「サイバーセキュリティ」認知度5割届かず - 3割弱が対策未実施
テレワークで機密情報の特例持出が増加 - ルール遵守、半数近くが「自己確認」のみ
2021年度の個人情報漏洩などの報告は6000件弱 - 4件に1件が不正アクセス
国内上場企業が優先対処したいリスク、上位に「サイバー攻撃」
中小企業の3分の1、直近3年間のセキュ投資ゼロ - 「必要性を感じない」
ソフト全般「脆弱性」対策の必要性、PC利用者で約6割が認知