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2010年の新種マルウェアは200万件超 - G Dataレポート

G Data Softwareは、2010年下半期のマルウェアの動向についてレポートを取りまとめ、発表した。

レポートによれば、同社が2010年下半期に定義ファイルであらたに対応したマルウェアは107万6236件。上半期も合わせた年間件数は209万3444件で、2009年の158万8005件を上回り過去最高となった。1日平均5735件が発生した計算になるという。

月別の増加傾向を見ると、2月と3月と5月が20万件以上と目立ったが、その後やや減少傾向となった。しかし、10月と11月に再び20万件以上発生したため、前年を上回る結果となった。

下半期に出現したマルウェアを種類別に見ると、「トロイの木馬」で全体の41.6%を占め最多だった。さらに「ダウンローダー/ドロッパー(22.3%)」「バックドア(13.9%)」「スパイウェア(10.5%)」と続く。

(Security NEXT - 2011/02/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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