フィッシング攻撃は緩やかに減少 - 米国に対する攻撃が増加
EMCジャパンは、1月に発生したフィッシングの発生状況を取りまとめた。わずかに1月から減少した。
同社が1月に観測したフィッシング攻撃は1万6355件で、前月の1万6782件を下回り、11月の1万6813件から緩やかな減少傾向が続いている。fast-flux型のフィッシング攻撃は7カ月連続で観測されておらず、リソースはトロイの木馬を配布するために利用されているという。
悪用されたブランドは、前月から19件増加して257件だった。2010年9月に178件と一時減少を見せたものの、以降増加が続いている。また46%は6回以上の攻撃を受けていた。
フィッシング攻撃を受けた国としては、米国が前月より18ポイント上回る56%でトップ。続くイギリスが23%と上位2国で約8割を占めている。3位はアフリカの7.5%で順位に変動はなかった。
悪用されたブランドを国別でみると、米国が49%でもっとも多く、イギリス(15.5%)、インド(10%)で続いている。フィッシングサイトのホスト国は、62%が米国と突出しており、カナダ(8%)やドイツ(6%)など、1割未満の2位以下と大きな差をつけている。
(Security NEXT - 2011/02/24 )
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