Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

スマートフォンにはPCと同様のリスク - IPAが注意呼びかけ

情報処理推進機構(IPA)は、「スマートフォン」のセキュリティ対策を呼びかけている。

1月に「Android」の搭載端末を狙う危険性が高いウイルスが発生したことから、同機構では注意喚起を実施したばかりだが、あらためてスマートフォンの脅威について説明を行い、セキュリティ対策ソフトの導入などを案内したもの。

従来の携帯電話では、機種ごとに仕様が異なり機能も限定されていたことからウイルスの作成が難しく、感染被害は少なかったが、一方スマートフォンでは、共通のOSが採用され、パソコンの環境に近いと同機構では指摘。多くの機器で動作するウイルスが作成できるなど攻撃者のメリットを説明している。

対策が講じられていないわけではないものの、アプリケーション開発の自由度が高く、開発に関する情報が多数流通しており、さらに端末の活用が広がり、重要な情報が保存されるなど狙われる要素もあり、脅威が増加していくとの見通しを示した。

(Security NEXT - 2011/02/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Google Pixel」に2件のゼロデイ脆弱性 - アップデートを
スマートフォンアプリ「Yahoo! JAPAN」にXSSの脆弱性
最新Androidセキュアコーディングガイドに英語版 - JSSEC
MS、「Microsoft Edge 103.0.1264.49」を公開 - ゼロデイ脆弱性に対処
「Microsoft Edge」にアップデート - 脆弱性4件を解消
Android 14の変更点をカバー - セキュアコーディングガイド新版
MS、ブラウザ「Edge」の脆弱性を修正 - Android版は更新版を準備中
QNAP、アドバイザリ4件を公開 - 「QTS」の深刻な脆弱性など解消
「Google Pixel」や「SureLine OS」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「Microsoft Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性3件を修正