Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

2010年第4四半期の脆弱性届け出、大幅減に - IPAまとめ

情報処理推進機構(IPA)は、2010年第4四半期の脆弱性に関する届け出状況を取りまとめた。ソフトウェアとウェブサイトいずれに関する届出も前四半期より減少している。

レポートによれば、同四半期の届け出はソフトウェアに関するもの20件、ウェブアプリケーションに関するもの47件の67件。前四半期の115件から大きく減少した。特にソフトウェアに関する届出が、前期の42件から半減している。

届出件数の累計は6438件で、ウェブアプリケーションに関するものが全体の83%を占めている。1日あたりの届出件数は4.11件で、2009年第2四半期の4.66件をピークに減少傾向が続いている。

脆弱性の修正状況を見ると、ソフトウェアに関するものでJPCERTコーディネーションセンターが調整を行い、開発者が修正を完了したものは31件。届出の受付開始以来最多件数で累計は466件となった。

(Security NEXT - 2011/01/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

サイバー攻撃で狙われ、悪用される「正規アカウント」
先週注目された記事(2024年3月17日〜2024年3月23日)
ランサムリークサイト、年間約4000件の投稿 - 身代金支払うも約2割で反古
先週注目された記事(2024年3月3日〜2024年3月9日)
先週の注目記事(2024年2月25日〜2024年3月2日)
「WordPress」における不用意な露出に注意 - 攻撃の糸口となることも
「セキュリティ10大脅威2024」 - 個人の脅威は順位表示を廃止
脆弱性の届出が大幅増 - ウェブサイト関連は前四半期比2.2倍に
インシデント件数が約1割増 - 「スキャン」報告が倍増
2023年4Qの「JVN iPedia」登録、前四半期の約1.6倍に