2010年第4四半期に「JVN iPedia」へ登録された脆弱性は600件 - 累計9627件に
情報処理推進機構(IPA)は、2010年第4四半期における脆弱性対策情報データベース「JVN iPedia」の登録状況を取りまとめた。
同四半期に登録された脆弱性対策情報は600件。内訳は国内開発者による情報が6件、JVNから収集した情報が156 件、米国国立標準技術研究所(NIST)のNVDから収集したものが438件。累計登録件数は9627件にのぼっている。
登録された脆弱性でもっとも多かったのが「バッファエラー」で116件。次いで62件の「不適切な入力確認」。以下「リソース管理の問題(44件)」「認可、権限、アクセス制御の問題(40件)」が続いている。
同機構によれば、年々ウェブブラウザに関する情報の登録数が増えており、2010年は2009年の276件を上回る330件が登録された。累計では1204件となり全体の約12.5%を占めている。深刻度についても「危険」とされるケースが54%と半数を上回った。
ブラウザの種類を見ると、「Internet Explorer(308件)」「Firefox(481件)」「Google Chrome(110件)」「Safari(233件)」「Opera(90件)」など特定の製品に限らず主要製品が登録されており、いずれのユーザーも注意が必要な状況となっている。
(Security NEXT - 2011/01/20 )
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