Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

2010年にリリースされたMSのセキュリティパッチに見る脆弱性の変化

マイクロソフトがセキュリティ更新プログラムで対応する脆弱性の傾向に、変化が現れている。2010年は前年と比較し、ファイル読み込み時に影響を受ける脆弱性を解消したパッチの件数が伸びている。

マイクロソフトが2010年に公開したセキュリティ更新プログラムは、2009年の74件を32件上回る106件。

セキュリティ更新プログラムが解消した脆弱性の傾向を見ると、画像や動画、フォントにおける脆弱性を解消するパッチが前年から12件増加した。全体の29%を占めており、2009年の18%から11ポイント上昇した。

110112ms4.jpgセキュリティ更新プログラムの件数(図:マイクロソフト)

110112ms.jpg
セキュリティ更新プログラムの割合(図:同上)

(Security NEXT - 2011/01/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「React」脆弱性を狙う攻撃が急増、国内SOCで多数観測 - ラック
先週注目された記事(2025年11月30日〜2025年12月6日)
先週注目された記事(2025年11月23日〜2025年11月29日)
先週注目された記事(2025年11月16日〜2025年11月22日)
先週注目された記事(2025年11月9日〜2025年11月15日)
先週注目された記事(2025年11月2日〜2025年11月8日)
先週注目された記事(2025年10月26日〜2025年11月1日)
インシデントが2割強の増加 - 「EC-CUBE」改ざん被害も複数報告
「JVN iPedia」の脆弱性登録、2四半期連続で1万件超
3Qの脆弱性届出は160件 - ソフトウェア製品が倍増