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ボットネット解体でスパム量減少、ただし今後も注視必要 - フォーティネットまとめ

マルウェアランキングでは、トップ10のうち6種が新規ランクインしたマルウェアだった。1位は「Sasfisボットネット」に関連する「W32/Krypt.D!tr.dldr」で、全体の47.6%とほぼ半数を占めている。

期間中、大規模ボットネットの解体による影響でスパム流通量の減少。10月末には「Bredolab」、11月14日には「Koobface」が停止した。

これらは一定の成果を上げているが、攻撃が引き継がれ再び活発化する可能性も高いことから、引き続き警戒が必要だと同社は指摘している。

同社が検知した脅威やマルウェアのランキングは以下のとおり。

脅威

1位:MS.DCERPC.NETAPI32.Buffer.Overflow
2位:MS.IE.Userdata.Behavior.Code.Execution
3位:Sasfis.Botnet
4位:FTP.USER.Command.Overflow
5位:MS.Windows.LSASS.Buffer.Overflow
6位:AWStats.Rawlog.Plugin.Logfile.Parameter.Input.Validation
7位:Apache.Expect.Header.XSS
8位:MS.Content.Management.Server.Code.Execution
9位:FreeType.CFF.Jailbreak.Apple.Device
10位:SMTP.Auth.Buffer.Overflow

マルウェア

1位:W32/Krypt.D!tr.dldr
2位:HTML/Iframe.DN!tr.dldr
3位:W32/Injector.fam!tr
4位:W32/Kriz.3863
5位:W32/Netsky.P@mm
6位:W32/Refroso.JUA!tr
7位:Adware/PlatriumSA
8位:W32/Katusha.N!tr
9位:JS/HtmlProt!tr
10位:W32/Openconnection.F542!tr

(Security NEXT - 2010/12/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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