2010年第3四半期の脆弱性、前四半期を大きく上回る120件
ラックは、同社が2010年第3四半期に把握した脆弱性の状況についてレポートに取りまとめた。前四半期を上回る脆弱性が観測されている。
同社では、7月から9月にかけてソフトウェアの脆弱性は120件を確認。前四半期の96件から増加した。サーバの脆弱性が40件ともっとも多く、30件はクライアントの脆弱性だった。仮想化に関する脆弱性も6件観測されている。
脆弱性の危険性を見ると5段階でもっとも高い「High」としたものが20件。次に高い「Medium High」が42件で半数以上を占めている。また46件はコード実行のおそれがある脆弱性。次にサービス不能を引き起こす脆弱性が26件と多かった。いずれも対策や回避策があり、対策を講じることができない脆弱性はなかった。
78件はリモートで攻撃を受ける可能性があり、そのうち63件は設定に依存せず攻撃を受ける可能性がある。また16件には攻撃ツールが存在。攻撃コードについても7件、実証コードについても15件あった。
(Security NEXT - 2010/12/03 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
国内インシデント、前四半期比9.4%増 - サイト改ざんが1.8倍
1Qの脆弱性届出は99件 - ウェブサイト関連が低水準
先週注目された記事(2025年4月13日〜2025年4月19日)
1Qは「JVN iPedia」に8844件登録 - 「NVD」公開増加が影響
先週注目された記事(2025年4月6日〜2025年4月12日)
先週注目された記事(2025年3月30日〜2025年4月5日)
先週注目された記事(2025年3月23日〜2025年3月29日)
先週注目された記事(2025年3月16日〜2025年3月22日)
先週注目された記事(2025年3月9日〜2025年3月15日)
2024年の不正アクセス届出166件 - 脆弱性や設定不備が標的に