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「Share」ノードの2割以上が児童ポルノを収集 - ネットエージェント調査

ネットエージェントは、ファイル共有ソフト「Share」上で児童ポルノの画像を所持していると見られる端末数の調査を実施し、結果を公表した。

今回の調査は、ファイルを共有するため「クラスタ」に、児童ポルノ関連の用語を設定しているノード数を集計したもの。

調査を実施した9月21日から10月3日までの結果を見ると、ノード数が最多となったのは9月25日で2万7697件。期間中もっとも少なかった9月30日でも2万485件と、連日約2万件以上が接続されており、約10万人が利用している「Share」において、21%から25%が、児童ポルノ関連ファイルの収集を行っていたと見られている。

9月27、28日に実施された児童ポルノの全国一斉取締りにより、ファイル共有ソフトを利用した児童ポルノ所持で18人の逮捕者が出たが、接続ノード数に大きな変化はなく、同社は「抑止効果は限定的」と分析している。

(Security NEXT - 2010/10/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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