Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ショートカット悪用する「LNK_STUXNET」が急増、修正パッチを装うケースも - トレンド月間レポート

トレンドマイクロは、8月に同社サポートセンターに寄せられたウイルスの感染被害報告を取りまとめた。ショートカットアイコンを悪用する「LNK_STUXNET」が急増し、圏外から3位に浮上したという。

同社のレポートによれば、8月の総報告数は1121件と、7月の1618件から大きく減少。ランキング1位は前月と変わらず「WORM_DOWNAD」だったが、4種が圏外からランクインし1種が新規ランクインするなど、2位以下のランキングに大きな変動が見られた。

7月中旬に判明した「Windowsシェル」の脆弱性を悪用する「LNK_STUXNET」が8月に急増し、ランキング3位に入った。細工されたショートカットアイコンを表示しただけでコードが実行されるもので、USBメモリ経由で感染するほか、脆弱性を解消する修正パッチを装ってメールに添付されるケースが報告されている。

同脆弱性については、8月3日にマイクロソフトから修正プログラムが公開されたが、USBメモリ関連のあらたな脅威となる可能性もあるとして、注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2010/09/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

2023年上場関連企業による個人情報事故は175件 - TSR
個人情報漏洩時の謝罪対応、約3割がマニュアル化
自治体におけるマイナンバー取扱状況を公表 - 個情委
Pマーク事業者の事故報告は3048件 - 前年度比約15%増
「サイバーセキュリティ」認知度5割届かず - 3割弱が対策未実施
テレワークで機密情報の特例持出が増加 - ルール遵守、半数近くが「自己確認」のみ
2021年度の個人情報漏洩などの報告は6000件弱 - 4件に1件が不正アクセス
国内上場企業が優先対処したいリスク、上位に「サイバー攻撃」
中小企業の3分の1、直近3年間のセキュ投資ゼロ - 「必要性を感じない」
ソフト全般「脆弱性」対策の必要性、PC利用者で約6割が認知