2010年上半期の脆弱性公表件数は36ポイント増 - 半数超がパッチなし
2010年上半期は、脆弱性公表件数が4割弱の増加となり、半数以上は期末になっても修正プログラムが提供されない深刻な状況であることがわかった。
IBMの研究チームがレポートとして取りまとめたもので、2010年上半期に同機関が公表した脆弱性は4396件。前年同期比36ポイント増加となり、そのうち55%は期末になっても修正プログラムが提供されなかった。
報告数の多い脆弱性はウェブアプリケーションに関するもので、全脆弱性の55%を占めており、増加傾向が続いている。またこうした数字に独自開発されたウェブアプリケーションは含まれておらず、未報告の脆弱性が多数潜在している可能性がある。
一方攻撃については、難読化されたJavaScriptによる攻撃が目立っており、前年同期比52ポイントの増加。PDFを悪用した攻撃の増加は2009年前半より確認されているが、2010年4月にはさらに急増を見せ、2010年前半の平均件数を37ポイント上回る攻撃が確認された。
(Security NEXT - 2010/08/27 )
 ツイート
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
インシデントが2割強の増加 - 「EC-CUBE」改ざん被害も複数報告
「JVN iPedia」の脆弱性登録、2四半期連続で1万件超
3Qの脆弱性届出は160件 - ソフトウェア製品が倍増
先週注目された記事(2025年10月19日〜2025年10月25日)
先週注目された記事(2025年10月12日〜2025年10月18日)
先週注目された記事(2025年10月5日〜2025年10月11日)
先週注目された記事(2025年9月28日〜2025年10月4日)
先週注目された記事(2025年9月21日〜2025年9月27日)
監視カメラやNASを狙う「Mirai」感染活動を引き続き観測 - JPCERT/CC
先週注目された記事(2025年9月14日〜2025年9月20日)
	

