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6月のフィッシング、1万3000件台へ減少 - 「Rock Phish」がフィッシング活動を停止

一方、フィッシングの標的となった企業の件数は223件から216件に微減したものの変化は小さい。6回以上の攻撃を受けた企業が44%にのぼるなど特定組織に集中している状況は変わっていない。

攻撃を受けた回数について国別ベースで見ると、前月までイギリスがトップだったが、米国が39%でトップに返り咲いた。イギリスも引き続き32%と上位を保っている。3位は13%の南アフリカが続いた。被害を受けたブランド、フィッシングホスト国についても米国が首位となっている。

6月に国内でホストされたフィッシングサイトは18件で5月の32件から大きく減少。大きく増加した4月の42件の半数以下の水準となった。ただし、過去2年のデータでは、6月から7月にかけて急増する傾向が見られ、注意が必要と指摘している。

(Security NEXT - 2010/07/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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