6月のフィッシング、1万3000件台へ減少 - 「Rock Phish」がフィッシング活動を停止
RSAセキュリティは、6月に同社が観測したフィッシングの発生状況について取りまとめ、発表した。減少傾向が続いており、1万3000件台まで下降している。
同社によれば、3カ月連続で減少し、前月の1万6541件を大きく下回る1万3855件だった。2009年は年間を通じて増加傾向が続き、2010年1月に1万8820件まで上昇。4月に一時反転する場面があったものの、1月のピーク以降は減少傾向が続き、6月には前年同月と同じ1万3000件台に落ち着いた。
同社によれば、減少の原因は、犯罪組織「Rock Phish」の動向によるものだという。以前から伝えられているとおり、同組織は、「フィッシング」から「マルウェアの配布」へ移行しており、fast-flux型攻撃が70%減少。フィッシング攻撃の活動はほぼ停止状態だという。
(Security NEXT - 2010/07/28 )
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