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米当局、「AEM Forms」の深刻な脆弱性狙う攻撃に注意喚起

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、Adobeが提供するフォーム管理製品「Adobe Experience Manager(AEM)Forms」の既知脆弱性が悪用されているとして注意を呼びかけた。

現地時間2025年10月15日、「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」を更新し、脆弱性「CVE-2025-54253」を追加したもの。米行政機関では、指定された期間内に同脆弱性の対策を講じる必要がある。

「CVE-2025-54253」は、「AEM Forms on JEE」の設定ミスに起因する脆弱性。リモートより任意のコードを実行されるおそれがある。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアが最高値の「10.0」、重要度は「クリティカル(Critical)」と評価されていた。

Adobeでは現地時間2025年8月5日に定例外でセキュリティパッチを公開し、脆弱性に対処していた。

パッチのリリース当時より、概念実証コード(PoC)も公開されており、同社では適用優先度を最高値の「1」とレーティングし、利用者へ早急に対応するよう呼びかけていた。

(Security NEXT - 2025/10/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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