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2010年上半期のマルウェアは1000万件 - 月1万件以上亜種が登場するケースも

2010年上半期に収集したマルウェアのサンプルが約1000万件を越えたことをマカフィーは明らかにした。1種類のマルウェアに対する亜種だけで、ひと月あたり1万件を越えるケースもあったという。

マルウェアのハッシュ値別に集計したもの。同社研究期間に寄せられたサンプルは1日あたり約5万4800件で、データベース全体のサイズは約12Tバイトにのぼるという。

2009年からの推移を見ると2009年同期の840万件から160万件の増加した。2007年と比較すると当時収集したサンプル数は年間580万件で、数年のあいだに加速度的に増加していることがわかる。

同社によれば、金銭目的のため、繰り返し亜種を作成する傾向にあり、「Koobface」の亜種は、1カ月のあいだに1万以上が発生したという。

マルウェアの累計は、6月30日の時点で4333万7677件。同社の試算では、年末までに5400万件へ達するとの見込み。

(Security NEXT - 2010/07/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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