Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

PC上で検出されたマルウェアが前月の2倍に - Dr.Webまとめ

ネットフォレストは、Doctor Webによる4月のウイルスおよびスパムの動向を取りまとめた。ファイル共有ネットワーク「BitTorrent」経由で偽ファイルをダウンロードさせ、ウイルスに感染させる手口が多数確認されている。

同社製品が4月に検出したマルウェアの添付されたメールトラフィックは、3月から28ポイント増加した。またユーザーのPC上で検出されたマルウェアは、3月の2倍以上という大幅増加を見せた。

また4月には、ファイル共有ネットワーク「BitTorrent」のユーザーを狙った詐欺が多数確認された。SEOにより音楽や動画などの検索結果からユーザーをサイトへ誘導し、実際は中身のないアーカイブファイル「Tool.SMSSend.2」をダウンロードさせ、有料のSMSメッセージを送るよう求める攻撃だったという。

同じく「BitTorrent」ユーザーを狙ったトロイの木馬「Trojan.Fakealert.14886」の流行が確認されており、ソフトウェアのインストーラを装って拡散している。

(Security NEXT - 2010/05/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

児童写真入りデジカメ紛失、宿泊学習後に気付く - 立山町
「ぐるなび」で不正ログイン - 対象会員のPWリセットを実施
登録者にフィッシングメール、メアド流出か - フォトクリエイト
「Apache Tika」のPDF解析に深刻な脆弱性 - 早急に対応を
露攻撃グループ、「Cisco IOS」旧脆弱性を悪用 - 制御システムにも関心
「Cisco IOS」脆弱性、公表から7年後も攻撃が継続
サーバに侵害の痕跡、個人情報流出の可能性 - 日本プラスト
国交省のコンテナ物流システムがスパムの踏み台に - 情報流出なし
楽天モバイルに行政指導 - 不正ログインで「通信の秘密」漏洩
iPhoneやMacなどApple製品の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局