Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Web感染型マルウェア対策コミュニティ」が発足 - 一般企業企業の参加も歓迎

特徴的なのは、セキュリティベンダーだけでなく、ミクシィやニフティといった実際に対策を実行する「ユーザー」が賛助会員として参加している点。今後も規模にかかわらず幅広く会員を募っていきたいとしている。参加費は無料。

設立説明会では、インフォセックの有松龍彦氏が登壇し、ウェブ感染型ウイルスに関して解説。2001年に広がった「Nimda」やSQLインジェクションで拡大した「Asprox」など、ウェブ感染型マルウェアの流れを紹介した。

さらに2009年より拡大する「Gumblar」について、従来は脆弱性を利用して侵入していたものが、正規のアカウントを盗むことにより侵入するもので、従来と攻撃手法が変化してきたと指摘している。

くわえてサイト管理者、コンテンツ作成者、サイト訪問者に対策が必要になっていることや、OSやブラウザだけでなく、サードパーティのアプリケーションにおける脆弱性が悪用されている点、正規サイトが感染源になるなど、対策が非常に困難となっていると背景を説明した。

100302wc1.jpg
左から有松氏、鵜飼氏、真鍋氏

(Security NEXT - 2010/03/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

国内インシデント、前四半期比9.4%増 - サイト改ざんが1.8倍
サポート詐欺の相談が1000件超 - SNS乗っ取り相談も増加
まもなくGWの長期休暇 - セキュリティ対策の確認を
2024年の不正アクセス届出166件 - 脆弱性や設定不備が標的に
「クレカセキュリティGL」が改訂 - ECの対策強化など盛り込む
先週注目された記事(2025年2月16日〜2025年2月22日)
2024年4Qのセキュ相談 - 「不正ログイン」が45%増
2024年4Qのインシデントは約8%増 - 「FortiManager」脆弱性の侵害事例も
北朝鮮による暗号資産窃取に警戒を - 日米韓が共同声明
中国関与が疑われる「MirrorFace」の攻撃に注意喚起 - 警察庁