Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

41組織が個人情報を取り扱いながらもSQLインジェクションの脆弱性を放置 - IPAらまとめ

情報処理推進機構(IPA)とJPCERTコーディネーションセンターは、2009年第4四半期の脆弱性関連情報の届出状況を取りまとめた。ウェブアプリの深刻な脆弱性が放置されている実態にも触れている。

同レポートによれば、2009年第4四半期の届出件数は、ソフトウェア製品関連が24件、ウェブサイト関連が127件で、いずれも前四半期よりわずかに減少した。

クロスサイトスクリプティングの届け出が一時大幅に増加し、2008年第4四半期には届出件数が1430件を記録したが、同時期をピークに以降は減少傾向が続いている。ウェブサイトに関する届出が全体の83%を占めた。

2004年7月の届出受付開始からの累計は、ソフトウェア製品に関するものが1018件、ウェブサイトに関するものが4959件で合計5977件となった。1就業日あたりの届出件数は4.47件で、前四半期より微減した。

(Security NEXT - 2010/01/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

2024年1Qの脆弱性届け出は243件 - 前四半期比約2割減
2024年1Q、フィッシングサイトが増加 - サイト改ざんやスキャン行為は減少
先週注目された記事(2024年4月14日〜2024年4月20日)
「JVN iPedia」登録、前四半期から4割減 - 累計20万件を突破
先週注目された記事(2024年4月7日〜2024年4月13日)
先週注目された記事(2024年3月31日〜2024年4月6日)
先週注目された記事(2024年3月24日〜2024年3月30日)
サイバー攻撃で狙われ、悪用される「正規アカウント」
先週注目された記事(2024年3月17日〜2024年3月23日)
ランサムリークサイト、年間約4000件の投稿 - 身代金支払うも約2割で反古