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マルウェア配布サイトは12月から半減、イベント便乗スパムは活発 - メッセージラボまとめ

季節のイベントに便乗したスパムはこれまでも多く確認されており、次は2月のバレンタインデーに関連したスパムが流通すると予測している。このほか、大地震の被害に遭ったハイチへの支援活動を悪用した詐欺メールなども確認された。

また同社によれば、2009年末時点で全スパムの0.9%が、無料のウェブメールアカウントから送信されていることがわかったという。そのうち79%が有名な3つのウェブメールプロバイダを使っていた。

こうしたサービスの悪用を防ぐため、各プロバイダは対策を行っているが、ウェブメールアカウントを売買する組織も依然として存在しており、困難な状況が続いている。

国内の状況を見ると、スパムの割合は88.2%と、世界平均より高い水準にあることがわかる。一方、ウイルス感染メールの割合は396.5通に1通で、世界平均より低い結果となった。

(Security NEXT - 2010/01/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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