上半期に発生した新種マルウェアは約66万件 - 過去最悪のペース
G Data Softwareは、2009年上半期に発生した新種のマルウェアが66万3952件に上ったと発表した。過去最悪のペースで推移しており、予断を許さない状況が続いている。
今回発表された数値は、同社研究機関が検知したマルウェアについてワクチンの件数ベースで集計したもの。1月がもっとも多く14万件を記録。以降減少してはいるものの、前年比2倍以上となる過去最悪の規模となった。2008年の89万4250件を突破するのはほぼ確実と見られ、130万件に達する可能性もでてきている。
種別としては、「トロイの木馬」が33.6%でトップで、次いで22.1%の「ダウンローダー」。さらに「バックドア」「スパイウェア」「アドウェア」が続いている。またルートキットは1.9%で8位だが、前年同期比で8倍と急増している。
(Security NEXT - 2009/07/28 )
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