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FTPアカウント盗む「TROJ_SEEKWEL」が月間2位に - トレンドランキング

トレンドマイクロは、6月に同社が把握した不正プログラム感染被害の報告状況を取りまとめた。

6月の感染被害報告は4781件で、5月の4496件から増加した。412件の報告が寄せられた「MAL_OTORUN」が首位で報告数も突出している。

一方改ざんされたウェブサイトなどから感染、さらに感染者のFTPパスワードを盗み出して改ざんを行う「TROJ_SEEKWEL」が114件で前月同様2位に入っており、感染の拡大が続いている。

また5月の新型インフルエンザに便乗したフィッシング攻撃に続き、「Microsoft」を偽装したメールが発生しているという。問題のメールは、「Outlook」を再設定を促す内容だが、実際に添付されているファイルは不正プログラムで、感染するとオンラインバンキングのIDやパスワードが盗聴される。

同社がまとめた6月のランキングは以下のとおり。

1位:MAL_OTORUN
2位:TROJ_SEEKWEL
3位:BKDR_AGENT
4位:WORM_DOWNAD
5位:TSPY_ONLINEG
6位:TROJ_DLOADER
7位:WORM_AUTORUN
8位:JS_IFARME
9位:MAL_HIFRM
10位:MAL_OLGM

(Security NEXT - 2009/07/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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