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ファイルホスティングサービス経由でウイルスが流通 - SNSサイトなどに危険なリンク

G Data Softwareによれば、ファイルホスティングサービスサイトにおいて5月末以降ウイルス感染ファイルが急増しているという。

同社研究機関が観測したもので、「rapidshare.com」をはじめ、ファイルホスティングサービスを通じてウイルス感染ファイルの流通が増加している。拡散しているウイルスの種類はバックドアやダウンローダーなど種類は限られず、フリーのツールで作成していると見られている。

またウイルス感染ファイルをダウンロードさせるため、関係者が集まるサイトやSNSなどへリンクが張られているという。こうしたサイトは本来、不正サイトではないことから、危険サイトのブラックリストへ登録することが難しく、圧縮ファイルにウイルスを忍ばせることにより、ウイルス対策ソフトの検知を逃れるなど手口が悪質なことから、同社では被害に遭わないよう注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2009/06/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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