「公文書管理法」などタイムスタンプ周辺を取り上げたシンポジウム
今回のシンポジウムでは、基調講演に日本レコードマネージメントのレコードマネージメント研究所所長の小谷允志氏が招かれ、今国会で審議が予定されている「公文書管理法」について説明した。
同氏は、現在の官公庁や地方自治体において公文書管理が整備されていない実態を指摘。政府において現用、非現用文書の統括官庁が異なり、評価選別行う権利が国立公文書館になく、移管率が0.7%と低迷している点や規模が日米間で大きな格差があるなど現状の問題点を取り上げた。

レコードマネージメント研究所所長の小谷允志氏
国会へ提出された「公文書管理法」では、こうした現状に対して国の機関や独立行政法人の公文書管理に関する基本ルールが統一され、公文書管理と説明責任の関係を明確にしたことや、文書のアーカイブスについて一元管理されることなどポイントを解説。一部諮問機関の提案が法案に盛り込まれなかった点があるものの、一定の評価を示した。
基調講演の後は、事例を紹介する講演が行われた。セイコープレシジョンの中嶋勝治氏とGMOグローバルサインの稲葉厚志氏が同日発表した協業について説明した。
今回両社が協業することにより、実在証明とタイムスタンプによる時刻証明を実現したスキームについて紹介。プラグインなどの導入なしに「Adobe Reader」で認証を検証できる点など不特定多数が利用する上でのメリットを強調した。

セイコープレシジョンの中嶋勝治氏とGMOグローバルサインの稲葉厚志氏
(Security NEXT - 2009/05/08 )
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