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IPA、サイトの安全性を診断する新サービス - ウイルス感染やフィッシングの危険性を調査

情報処理推進機構(IPA)は、「悪意あるサイトの識別情報及び対策情報提供システム(Trap-website Information Providing System)」を活用し、ウェブサイトの危険性を診断するサービスを開始した。

同サービスは、インターネット利用者より安全性を確かめたいウェブサイトのURLをメールで受け付け、IPAがTIPSを利用してウェブサイトを分析、安全性を診断するもの。

マルウェアや不正請求のの配布サイトをはじめ、フィッシング詐欺サイトや、ワンクリック不正請求サイトなど、悪意あるウェブサイトであるか2就業日以内に診断し、メールで利用者へ調査結果や対策情報を回答する。調査依頼1件につき、対象URLは1件まで。

IPAでは、従来より悪意あるウェブサイトに関して注意喚起を展開しているが、今回のサービス追加により、ウェブ経由によるウイルス感染被害などの防止を目指す。同システムの解析結果について依頼者に対する回答だけでなく、一般への注意喚起など活用する予定。

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IPAによる利用イメージ

(Security NEXT - 2009/03/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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