Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

2009年は再び不特定多数を狙った攻撃が活発に - トレンドマイクロが予測

同氏は2009年の傾向について、リムーバブルメディアで感染するワームやオンラインゲームの詐取などの例もあるとおり、不特定多数に対する攻撃が増加すると予測。

またこうした現象について、「ローリスクローリターン」へ移行しているとの傾向があると指摘。フィッシングなど攻撃した場合、逮捕されるなどリスクが高い一方、こうしたオンラインゲームを狙った攻撃やメールアドレスの売却など、リターンは少ないものの、リスクも少ないためこうした攻撃へ移行している。

さらに攻撃に利用できる脆弱性は見つかりにくいものの、脆弱性を探す試みが増加すると指摘した。正規サイトの改ざんや偽セキュリティ対策ソフトなどユーザーを騙す手口が横行する可能性があるとの懸念を示した。

090106tm6.jpg
同社が示した2009年の予測一覧。ウェブ経由の攻撃が引き続き活発となる見込みだ」(クリックで拡大)

(Security NEXT - 2009/01/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

先週注目された記事(2025年4月13日〜2025年4月19日)
2024年の不正アクセス届出166件 - 脆弱性や設定不備が標的に
2022年マルウェアの被害届出が約3倍に - 8割弱が「Emotet」
2020年上半期の標的型攻撃は3978件、前年同期の約1.5倍に - 警察庁まとめ
狙われるZyxel製ネットワーク管理製品の脆弱性 - ボットネットも標的に
標的型攻撃、「圧縮ファイル」利用が前年比2.5倍に
2019年のマルウェア届出は259件 - 18件で被害
2019年上半期の標的型攻撃は2687件 - 圧縮ファイル悪用が急増
2019年上半期の「ファイルレス」攻撃、前年同期比3.6倍に
Wi-Fi対応ストレージ製品の脆弱性狙うアクセス増 - 国内IPアドレスからも