Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

2019年上半期の標的型攻撃は2687件 - 圧縮ファイル悪用が急増

警察庁は、2019年上半期に2687件の標的型メール攻撃を把握した。いわゆる「ばらまき型」ではない攻撃の割合が増加している。

同庁は、サイバーインテリジェンス情報共有ネットワークを通じて約8100の事業者とメールを使った標的型攻撃に関する情報を共有。2019年上半期の動向について取りまとめた。

同庁では、一般的なセキュリティ対策ソフトでは検知できない不正プログラムを添付し、正規の業務関連のメールに装ってマルウェアに感染させる手口をメールによる「標的型攻撃」と定義。このうち同じ文面や不正プログラムが10カ所以上に送付されたものを「ばらまき型」と分類している。

2019年上半期は、2687件の標的型攻撃を把握。前年同期の2578件を上回った。このうち85%は「ばらまき型」の攻撃だった。

攻撃対象を絞り込んだ「ばらまき型」以外の攻撃は、2017年が3%だったのに対し、2018年は10%、今回調査の2019年上半期には15%と割合が上昇傾向にある。

20190927_np_001.jpg
標的型攻撃の件数推移(グラフ:警察庁)

(Security NEXT - 2019/09/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

巧妙化するランサム攻撃、被害の多くが「VPN機器」脆弱性に起因
2020年の緊急対応支援、3割強が「Emotet」 - ラック
2020年4Qの標的型攻撃メールは16件 - 目的不明のバラマキ不審メールも
2020年4Qのインシデントは1割減 - マルウェアサイトは倍増
情報セキュ監査人が選定した2021年のセキュリティトレンド
サイバー攻撃の被害額、8割超が100万円未満 - 日本損保協会調査
標的型攻撃のレスキュー支援、2020年上半期は45件
2020年3Qの標的型攻撃メールは9件 - 不審メールの情報提供は15倍、大半「Emotet」
2020年3Qのインシデント、前四半期比約1.2倍に - 探索行為やサイト改ざんが増加
2020年上半期の標的型攻撃は3978件、前年同期の約1.5倍に - 警察庁まとめ