Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Apple、15種類の不具合を解消した「Mac OS X v10.5.6」を公開

米Appleは、「Mac OS X」などにおける複数の脆弱性を解消した「Mac OS X v10.5.6」や「Apple Security Update 2008-008」を公開した。

今回のアップデートでは、ローカルユーザーがシステム権限を取得する可能性があるカーネルの脆弱性をはじめ、攻撃者により細工されたウェブサイトを閲覧した場合にユーザーの証明書情報が流出するおそれがある「CoreServices」の問題を解消した。

さらに悪意を持って作成された画像を表示した場合にバッファオーバーフローが発生し、不正なコードが実行される「CoreGraphics」の脆弱性のほか、「CPIOアーカイブファイルの処理」「Apple Type Servicesサーバ」「BOM」「CoreTypes」「Flash Playerプラグイン」「Libsystem」「network_cmds」「Podcastプロデューサー」「UDF」などに存在する15種類の不具合へ対応している。

影響を受けるのは、「Mac OS X 10.5.5」「Mac OS X 10.4.11」「Mac OS X Server 10.5.5」「Mac OS X Server 10.4.11」で、以前のバージョンも含まれる。アップデートはMacのシステム環境設定の「ソフトウェアアップデート」や、同社「サポートダウンロード」のページから入手できる。

About the security content of Security Update 2008-008 / Mac OS X v10.5.6
https://support.apple.com/kb/HT3338?locale=ja_JP

アップル
http://www.apple.com/jp/

(Security NEXT - 2008/12/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

NVIDIAのAI開発フレームワーク「NeMo」に3件の脆弱性
「Chrome」にアップデート - 1件のセキュリティ修正を実施
監視ソフト「WhatsUp Gold」に脆弱性 - アップデートで修正
米政府、WindowsやApple複数製品の脆弱性悪用に注意喚起
「Chrome」に2件の脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
Apple、「macOS Sequoia 15.4.1」をリリース - 脆弱性2件へ対処
Windows向け「Horizon Client」に権限昇格の脆弱性 - パッチがリリース
Google、「Chrome」のアップデートを公開 - 2件の修正を実施
Apple、「macOS Sequoia 15.4」など公開 - 多数脆弱性を解消
「CrushFTP」脆弱性、すでに被害も - 開示過程でトラブル