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半数以上の新種ワームがUSBメモリに感染 - トレンドマイクロ報告

USBメモリを感染対象とするマルウェアが拡散していることが、トレンドマイクロの調査でわかった。同社が9月のマルウェア感染被害や検知数など調査状況を取りまとめたもので、9月に収集した新種ワームの半数以上にこうした感染機能が組み込まれていたという。

同社に寄せられた感染被害の報告は、前月の6520件から減少し5847件。USBメモリを悪用するマルウェア「MAL_OTORUN」が347件と前月に引き続きトップで、前月調査の143件から大きく上昇した。圏外に姿を消していた「WORM_AUTORUN」も再び9位に入っている。

9月に同社研究機関が採取した新型ワームの53.7%が、USBメモリに感染する機能を含むなど、USBメモリを攻撃対象とするワームは一般化しており、こうしたマルウェアに感染させようとするメールも登場している。

2位は前月同様のバックドア「BKDR_AGENT」。不正プログラムをダウンロードするJavascript「JS_IFRAME」が順位を上げ、3位と続いた。また偽セキュリティ対策ソフトの「TROJ_FAKEAV」が5位にランクインしており、偽ソフト販売による詐欺だけでなく、個人情報の詐取など多重被害に遭う可能性があるとして同社では注意を呼びかけている。

一方、プログラムの種類と配布するURLの数から攻撃者の注目度を算出したランキングでは、オンラインゲームユーザーを攻撃する「TSPY_ONLINEG」が1位。5位にも「TSPY_GAMETHIE」が入るなどゲームのIDやパスワードの詐取を狙った攻撃が積極的に行われている。

同社が発表した不正プログラム感染被害報告数ランキングおよび攻撃者注力度ランキングは以下のとおり。

不正プログラム感染被害報告数ランキング

1位:MAL_OTORUN
2位:BKDR_AGENT
3位:JS_IFRAME
4位:MAL_HIFRM
5位:TROJ_BOHMINI
6位:TROJ_FAKEAV
7位:TROJ_VB
8位:TROJ_RENOS
9位:WORM_AUTORUN
10位:TROJ_PAKES

攻撃者注力度ランキング

1位:TSPY_ONLINEG
2位:TROJ_AGENT
3位:TROJ_DIALER
4位:TROJ_DLOADER
5位:TSPY_GAMETHIE

(Security NEXT - 2008/10/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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