総務省、通信障害が重なったKDDIに行政指導
総務省は、7月以降にKDDIの通信サービスで4件の障害が明らかになったことを受け、再発防止を求め文書で指導した。
インターネット接続サービス「au one net」や、携帯電話向けのメールサービス、ウェブ閲覧サービスにおいて4件の障害が度重なり判明したことから、設備管理における安全管理や信頼性の向上が不十分だったとして改善を求めたもの。
KDDIでは、固定電話向けインターネット接続サービス「au one net(旧DION)」において、サーバ設定が不十分だったことからウェブメールの一部ユーザーで情報漏洩が生じたことが7月に判明。さらに8月にはウイルス対策サービスなどの障害によるメールの誤廃棄や誤転送が明らかになった。
また携帯電話向けサービスでは、8月2日に設備の不具合でEZwebやメールが利用できなくなり、200万人に影響を与えたほか、24日に再びEZwebの利用に問題が発生している。
(Security NEXT - 2008/08/28 )
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