Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

個人情報漏洩などの報告処理、前年比約1.7倍に - 指導や助言も大幅増

2023年度に個人情報取扱事業者や行政機関より報告があり、個人情報保護法のもとで処理された個人情報漏洩などの件数は1万3279件となり、前年度の約1.7倍となった。指導や助言などの件数も大きく増加している。

20240621_pp_001.jpg
個人情報取扱事業者における個人情報漏洩などの報告処理や対応の推移(グラフ:個情委の発表をもとに独自に作成)

個人情報保護委員会が2023年度の年次報告を取りまとめたもの。6月11日に閣議決定された。

個人情報保護法のもと、個人情報取扱事業者および行政機関より報告があり、処理した個人情報漏洩などの件数は1万3279件となり、過去最高となった。

個人情報取扱事業者からの報告処理件数は1万2120件。前年度の7685件から約1.6倍に増加している。

確報をベースとしてまとめた統計となるが、2023年度中に報告された事案であっても指導などを行い、2024年度にまたいで報告などを徴収しているようなケースは、2023年度の統計には含まれていない。

(Security NEXT - 2024/06/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

教員採用選考受検者の自己申告用紙が所在不明に - 新潟県
他県で実施した中学校自然教室で生徒名簿が所在不明に - 横浜市
誤った住所へ会員証を送付、システムトラブルで - JAF
Salesforceのローコード開発ツールに脆弱性 - 設定リスクの指摘も
構成管理ツール「Salt」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
MDMサーバから従業員情報流出、削除データも - ジブラルタ生保
「Kibana」に深刻な脆弱性 - 「Chromium」の既知脆弱性に起因
ファッション通販サイトに不正アクセス、通知メールが送信
サイバー攻撃で元従業員情報が流出した可能性 - クミアイ化学工業
「IBM i」のFAX機能に権限昇格の脆弱性 - 修正パッチを提供