Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「ノートン 2009」のパブリックベータ版が公開 - 改良点は300以上

シマンテックは、「ノートン・アンチウイルス 2009」および「ノートン・インターネットセキュリティ 2009」のパブリックベータ版を公開した。9月24日まで同社サイトからダウンロードし、試用できる。

今回公開となったパブリックベータ版は、製品版の提供に先駆けて、テスト段階のソフトウェアである「ベータ版」を無償で一般へ公開するもの。現行バージョン「ノートン 2008」においても、昨年同時期にベータ版の公開を実施している。ベータ版では、テクニカルサポートなど提供されないため、利用にあたっては注意が必要。

同社によれば、最新版ではコンピュータのパフォーマンスへ影響を与えない「ゼロインパクト」を目標に設計、従来製品に対して300カ所以上の改良を施したという。新技術のひとつ「ノートン・インサイト」は、数百万人規模のコミュニティメンバーによるデータに基づいて、ファイル統計的に診断、信頼できるファイルのスキャンを回避する。

このほか、ゲームや動画再生時のアラートや更新通知を自動的に保留する「サイレントモード」、多層型の保護システムが協調して被害が出る前に脅威をブロックする「ノートン プロテクションシステム」、オンラインショップやネットバンキング利用時に個人情報を保護する「ノートン IDセーフ」のほか、ボット対策などのセキュリティ機能を搭載した。

(Security NEXT - 2008/07/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

事前対策や監視を組み合わせた「ランサムウェア対応支援サービス」
約70項目を調査するメールセキュリティ評価サービス - 緊急脆弱性の通知も
「Windows」と「AD」のセキュリティ状況を分析するサービス
保険料算出に「AWS Security Hub」の評価を活用 - 東京海上日動
APIゲートウェイ向けにOSSのセキュリティプラグインを公開
生成AIに擬似攻撃、リスクを評価するサービス - NRIセキュア
「サイバーセキュリティ関係法令 Q&Aハンドブック」が改訂
攻撃者を疑似体験し、セキュリティの重要性を学ぶボードゲーム - IPA
「WordPress」のセキュリティ対策プラグインを公開 - クラウドセキュア
特定のサイバー脅威に対する耐性を評価するサービス - NRIセキュア