Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ミラポイント、内部統制に活用できるメールアーカイブアプライアンスを発表

ミラポイントジャパンは、メールのアーカイブに特化したアプライアンス「Mirapoint ComplianceVault」シリーズを発表した。

同製品は、企業のポリシーに沿ってメールの送受信履歴を保存できるアプライアンス。一度記録したデータが変更できないWORM(Write Once Read Many)仕様となっており、内部統制や監査時の証拠としてメールを保存できる。

メールは、データを中継する際の保存やPOPやIMAPなどメッセージボックスへアクセスするアドオンなど、柔軟にメッセージを取得できる。また、復旧を目的としたバックアップ製品と異なり、件名や利用者、本文はもちろん、類似検索やあいまい検索にも対応する「検索ログ監査機能」を搭載。さらに監査時などに利用できるデータのエクスポート機能を装備。256bit暗号化によるWORMに対応したテープドライブなどへ保存することもできる。

同社プロダクトマネージャーの徳久賢二氏によれば、米国では、SOX法だけでなく、米証券取引法など個別法により通信記録の保存が求められているが、法律の準拠といった目的は28%程度で、内部統制やポリシー管理などを目的にとして導入されるケースが多々あるという。

今回発売するラインナップは、1Tバイトのストレージを搭載し、RAID 0で動作するエントリーモデル「Mirapoint ComplianceVault MCV100(430万円)」と3.7Tバイトのストレージを搭載し、RAID 5で動作するミッドレンジモデル「Mirapoint ComplianceVault MCV370(価格未定)」を用意。MCV100は本日、MCV370は11月に出荷を開始する予定で、今後はさらに大量のデータを保存できるモデルを発表する予定。


Mirapoint ComplianceVault MCV100

(Security NEXT - 2006/10/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Chrome」にセキュリティアップデート - AIの脆弱性修正も
公開データで脅迫、「無意味」と一蹴 - 情報・システム研究機構
高校で成績原票を紛失、施錠管理が未実施 - 大阪府
「セキュリティ対応組織の教科書 3.2版」が公開 - 実例など収録、評価シートも刷新
悪用済み脆弱性「CVE-2024-23113」の対象製品を追加 - Fortinet
「SolarWinds WHD」にRCE脆弱性 - 深刻度「クリティカル」
「Kubernetes Image Builder」に深刻な脆弱性 - 生成VMを侵害されるおそれ
ネットワーク管理ツール「ScienceLogic SL1」に深刻な脆弱性 - すでに悪用も
サイバー攻撃を受けたZACROS、生産や出荷体制が回復
7月修正の「SharePoint」脆弱性、悪用が発生 - 米政府が注意喚起