不正アクセス被害の届け出件数が前月の3倍以上 - IPA
情報処理推進機構は、8月度のコンピュータウイルスや不正アクセスの届け出状況をまとめ、公表した。
ウイルスの検出数は、先月の約7割と大幅に減少し 約110万個だった。今月もNetskyが1位だが、検出数が前月の約124万個から約91万個へと大きく減少。続くMytabについても11万個から6万個へ半減しており、検出数の減少に大きく影響した。
一方、届出件数は、7月の3455件からほとんど減少しておらず、3434件だったという。Netskyが881件でもっとも多く、2位は422件でBagleだった。
今月、IPAの公表データのなかで目立ったのが不正アクセスの届出件数だ。前月の15件から大きく上昇して50件を記録。被害件数も届け出ベースの場合、8件から30件へ3倍以上となった。届け出と相談を合計した場合についても、被害件数は26件から43件と大きく増加している。
被害内容は、不正侵入が17件でもっとも多く、ホームページの改ざん(9件)や踏み台(6件)が目立った。これら被害の原因としては、SSHのパスワードがクラックされ、侵入されたものが5件あったという。
(Security NEXT - 2006/09/04 )
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