Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MS、情報漏洩対策としてAntinnyワームの駆除ツールを提供

マイクロソフトは、PC内の情報を漏洩するワーム「Antinny」の駆除ツールを提供開始した。

同ワームは、感染したコンピュータ内に保存されている個人情報などを、P2Pファイル交換ソフトを経由してネットワーク上に流出させる。この感染活動により、企業や組織が保有する個人情報や機密情報などが流出する事件が頻発。漏洩やネットワークへの負荷など、Telecom-ISAC Japanから今後の事態について説明を受け、さらに対応への協力要請を受けたことから、同社では駆除ツールの提供を決定したという。

同ツールは、セキュリティ更新プログラムと同時に毎月定期的に提供される「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」の1つとして提供される。Microsoft Update、Windows Update、ダウンロードセンター、および同社のウェブページからダウンロードできる。

(Security NEXT - 2005/10/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
メールの誤送信で学生のメアドが流出 - 都住宅供給公社
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「サポート詐欺」で1000万円の被害 - ネット銀を遠隔操作
狂犬病予防接種会場で強風により申請書が飛散 - 京丹後市
開示したNPO法人事業報告書で墨塗り漏れが判明 - 山口県
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能
LINEヤフーに再度行政指導 - 報告受けるも対応や計画不十分