Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ビデオ会議で人気集める「Zoom」に複数問題 - 修正に追われる

世界的な外出禁止や自粛要請などの動きが強まるなか、インターネット経由でビデオ会議が行えるソリューションの需要が急拡大しているが、人気を集める「Zoom」に脆弱性など立て続けに問題が明らかとなった。

同製品のWindows版クライアントでは、参加者が投稿できるチャット機能に「UNCパスインジェクション」の脆弱性が判明。セキュリティ研究者が指摘したもので容易に悪用できるものだった。

チャットへ投稿されたURLのリンク処理に問題が存在。細工されたリンクをクリックすると「NTLMハッシュ」が外部に送信され、取得されるおそれがある。

ハッシュ値の解析によりパスワードを取得される可能性があるほか、今回明らかとなった脆弱性を悪用することで特定プログラムを起動できるとの指摘も出ている。

さらに脆弱性だけでなく、ソフトそのものの挙動に対しても批判が集まった。

(Security NEXT - 2020/04/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ITインフラ監視ツール「Pandora FMS」に脆弱性 - アップデートで修正
「Active! mail 6」に「XSS」や「CSRF」脆弱性 - 修正版へ更新を
「PHP」に複数脆弱性 - セキュリティリリースが公開
ブラウザ「Chrome」の「Cookie暗号化保護」を破壊する「C4攻撃」
「Chromium」の脆弱性狙う攻撃 - 派生ブラウザ利用者も注意を
「Lucee」にクリティカル脆弱性 - 悪用コード公開済み
「MS Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性などに対応
「Cisco Unified CM」に深刻なRCE脆弱性 - ESリリースのみ影響
「Citrix Bleed 2」への懸念広がる - 提供元は「悪用未確認」強調
メッセージ保護アプリ「TM SGNL」の複数脆弱性、悪用リストに追加