Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

トレンドマイクロ「Apex One」にコマンドインジェクションの脆弱性

トレンドマイクロのエンドポイント向けセキュリティ対策製品「Apex One」にコマンドインジェクションの脆弱性が含まれていることがわかった。修正パッチが提供されている。

同製品の管理コンソールにコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2019-18188」が明らかとなったもの。管理コンソールへアクセスできるユーザーは、特定のフォルダに任意のファイルをアップロード、実行できる。共通脆弱性評価システムである「CVSSv3」のスコアは「8.2」、重要度は「高」。

同脆弱性は、同社が周知を目的にJPCERTコーディネーションセンターへ報告したもので、脆弱性を修正するパッチ「同Critical Patch 2049」をリリースした。

同社は、旧製品にあたる法人向けセキュリティ対策製品「ウイルスバスターコーポレートエディション」においても、任意のファイルが実行可能となる「ディレクトリトラバーサル」の脆弱性「CVE-2019-18187」を公表している。

(Security NEXT - 2019/11/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Mozilla、ブラウザの最新版「Firefox 126」を公開
Zoom、セキュリティアドバイザリ2件を公開 - 最新版へ更新を
5月のMS月例パッチが公開 - 複数のゼロデイ脆弱性を修正
「MS Edge」のアップデートが公開 - スクリプトエンジンのゼロデイ脆弱性を解消
Adobe、複数製品にアップデートを公開 - 8製品に「クリティカル」脆弱性
Fortinetの「FortiOS」に複数脆弱性 - 重要度は「中」
「Adobe Acrobat/Reader」にアップデート - 脆弱性12件を修正
「VMware Workstation」「同Fusion」に脆弱性 - 「クリティカル」も
Apple、「iOS 17.5」などスマートデバイス向けにアップデートを公開
サーバ管理ソフトウェア「Froxlor」にXSS脆弱性 - 乗っ取りのおそれ