Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

改ざん起因の「Webmin」脆弱性に対するアクセス観測 - JPCERT/CCまとめ

JPCERTコーディネーションセンターは、2019年第3四半期にセンサーで観測したパケットの状況を取りまとめた。

同四半期は、前四半期同様に「telnet」で利用する「TCP 23番ポート」宛てのパケットが最多。次いで「Windows」のファイル共有プロトコル「SMB」で使われる「TCP 445番ポート」が多かった。さらに「ssh」で使用する「TCP 22番ポート」が続く。

前四半期に増加が観測され、3番目に多かった「TCP 37215番ポート」宛てパケットは、7月10日から8月10日ごろにかけて一時増加が観測されたものの、その後は減少し、順位をひとつ下げた。

また観測数の上位には入っていないものの、「TCP 10000番ポート」に対するパケットの増加を観測している。

8月22日ごろから増加が見られ、米国、オランダ、フランスなどを送信元とする同ポートに対するHTTPリクエストが観測された。インターネット上のサーバからファイルをダウンロードさせようと試みたものと見られる。

(Security NEXT - 2019/10/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

AIシステムの安全な実装運用に向けたガイダンスを公開 - 米政府ら
人材育成プログラム「SecHack365」が応募受付をまもなく開始
フィッシングURLが前月比約84%増 - 使い捨てURLを悪用
セキュリティ分野の総務大臣奨励賞、2名2団体を選出
フィッシング報告が前月比約35%減 - 悪用URLは約23%増
政府や独法関係者対象にCTFコンテスト「NISC-CTF」を開催
総務省、LINEヤフーに行政指導 - 「電気通信事業全体の信頼を損なった」
「AI」の安全性に対する評価手法を検討する機関を設立 - IPA
約596万人分の個人情報持出、NTTドコモらに行政指導 - 個情委
1月のフィッシング、独自ドメイン使用する送信元メアドが増加