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改ざん起因の「Webmin」脆弱性に対するアクセス観測 - JPCERT/CCまとめ

「TCP 10000番ポート」で観測されたHTTPリクエストは、「Webmin」の脆弱性「CVE-2019-15107(CVE-2019-15231)」の実証コードと類似していた。

同脆弱性は、セキュリティカンファレンス「DEFCON」で8月10日に調整なしに研究者が発表、実証コードを公開していた。

これを受けて開発チームでは同脆弱性を修正した「Webmin 1.930」を8月17日にリリースし、ソースコードを悪意を持って改ざんされ、生じたことを明らかにしている。

同脆弱性を狙った攻撃について、警察庁では8月中旬以降、インターネットイニシアティブ(IIJ)においても、8月17日以降にスキャン行為の増加を観測していた。

同センターでは、影響を受けるバージョンを利用している場合は、アップデートを行うとともに、攻撃を受けていないか確認するよう注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2019/10/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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