Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

クラウド上の機密データ、暗号化している組織は約半数

国内組織の約半数は、クラウド上に保存された機密データを暗号化していないとの調査結果をタレスが取りまとめた。暗号化している場合も、約半数が暗号化鍵をクラウドプロバイダに提供しているという。

仏Thalesが、日本や米国を含む8カ国のIT管理者やITセキュリティ担当者3000人以上を対象にアンケート調査を実施、結果を取りまとめたもの。日本からは354人が回答した。

国内の回答を見ると、50%の企業が「Amazon Web Services(AWS)」「Microsoft Azure」などマルチクラウドを活用。平均3社のクラウドサービスプロバイダを利用しており、4社以上利用している企業も30%にのぼっている。

52%がクラウド上に個人情報を保存することで、セキュリティリスクが増加すると考えており、72%がコンプライアンス上のリスクが発生すると回答した。

(Security NEXT - 2019/10/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

国内クラウドサービス、海外に比べてセキュリティ対策に遅れ
リサイクルされる「ランサムウェア」 - リーク件数は1.5倍に
ランサムウェア感染組織の平均被害金額は2386万円 - JNSA調査
ランサム被害、中小企業が6割弱 - 暗号化しない脅迫も
VPN経由でランサム攻撃 - 多要素認証の一時停止中に侵入
ソフト全般「脆弱性」対策の必要性、PC利用者で約6割が認知
PPAPメール、14.4%が受信を禁止 - 今後3割が禁止予定
マルウェア減るもランサムウェアは前年から倍増
JIPDECとフィ対協、メーラーの「S/MIME」対応状況を調査
警察庁、2021年上半期に61件のランサム被害把握 - 目立つVPN経由の感染