フィッシング報告、5000件超で過去最多 - URL件数も高水準
フィッシングの報告件数の増加傾向が続いている。6年ぶりに4000件台を記録した7月からさらに増加し、初の5000件台となった。
フィッシング対策協議会によれば、8月に寄せられたフィッシングの報告件数は5577件で、前月の4322件から1255件増加。これまで最も多かった2014年1月の4656件を上回り、過去最多となった。
2019年2月以降、増加傾向が続いており、前月は2014年6月以来6年1カ月ぶりに4000件台に乗せ、8月はさらにそれを上回り、調査開始以来はじめて5000件台に達した。
一方、フィッシング攻撃に悪用されたURLは2111件。調査開始以来、はじめて2000件を超えた前月の2189件からわずかに減少したものの、引き続き2000件オーバーの高い水準で推移している。悪用されたブランドは、前月から13件減となる48件だった。

フィッシング報告とURLの推移(グラフ:フィ対協の発表をもとに作成)
(Security NEXT - 2019/09/04 )
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