Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

2018年はランサム活動が縮小 - RaaSの「GandCrab」に活発な動き

また同氏は2018年における別の傾向として、2014年に登場したマルウェア「Emotet」が多数観測されたと報告。2018年末以降、最近も多数観測されているという。

もともと「不正送金マルウェア」として登場したが、その後の機能強化によって他マルウェアを拡散するダウンローダーとしても動作。さらに機能をモジュール化し、さまざまな機能が追加された。

「パスワードの窃取」を見ても、コードインジェクション、フォームからの取得、キーロガーなど多彩。さらに盗んだパスワードなどを利用する際、足が着かないよう、「VNC」により感染端末経由でアクセスする機能なども用意されていた。

くわえて、スパムメールの送信機能や、SMBを利用してワームとして感染を拡大する機能なども用意。またメールを窃取する機能を搭載したことで、実際に送受信されたメールが、攻撃に悪用されるリスクが増しているという。

(Security NEXT - 2019/04/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

まもなくGW - 長期休暇に備えてセキュリティ対策の再確認を
2024年1Qのセキュ相談、「サポート詐欺」「不正ログイン」が過去最多
セキュリティ相談、前四半期比46.9%増 - 「偽警告」が倍増
セキュリティ分野の総務大臣奨励賞、2名2団体を選出
警察庁、サイバー被害のオンライン通報窓口を設置 - 相談なども対応
初期侵入から平均62分で横展開を開始 - わずか2分のケースも
個情委、「LINE」情報漏洩でLINEヤフーに勧告 - 「ヤフオク!」に関する指導も
サイバー攻撃で狙われ、悪用される「正規アカウント」
JPCERT/CCが攻撃相談窓口を開設 - ベンダー可、セカンドオピニオンも
先週注目された記事(2024年3月17日〜2024年3月23日)