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2017年4Qのクレカ不正使用被害は59.6億円 - 2017年は前年比約1.7倍に

2017年第4四半期におけるクレジットカードの不正使用被害額は、前四半期の4.2%増となる59億6000万円だった。増加傾向が続き、1年間を通じて見ると2016年から約1.7倍に拡大している。

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2017年第4四半期における不正使用被害額の割合

日本クレジット協会が、国際ブランドカードを発行している事業者を中心に、銀行系、信販、流通系のクレジットカード事業者や中小小売商団体など45社における不正使用被害の状況を取りまとめたもの。

同四半期におけるクレジットカードの不正利用被害額は59億6000万円。前四半期の57億2000万円から4.2%の増加となった。

内訳を見ると、番号の盗用被害が46億4000万円で、前四半期の43億9000万円から5.7%増加。被害全体に占める割合は77.9%だった。2017年に入り、4期連続で7割を超えており、6割台で推移した2016年から割合が上昇している。

(Security NEXT - 2018/04/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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