Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

2023年3Qクレカ不正利用、前四半期比1.1%減

2023年第3四半期におけるクレジットカードの不正利用被害額は、前四半期から1.1%減となる約139億5000万円だった。番号盗用被害が9割超を占めている。

日本クレジット協会が、国際ブランドカードの発行事業者を中心に、銀行、信販会社、流通関連事業者、中小の小売団体など41社を対象としてクレジットカードの不正使用被害の状況を調査し、取りまとめたもの。

同四半期におけるクレジットカードの不正利用被害額は約139億5000万円。前四半期の約141億円から1.1%の減少となった。2022年以降、1四半期あたり100億円を超える被害が発生している。

被害の内訳を見ると、番号盗用による被害が約130億6000万円で全体の93.6%を占める。前四半期の132億4000万円から1.4%減となった。偽造カードによる被害は約7000万円、そのほかの被害が約8億2000万円。

20240105_jc_001.jpg
不正利用による被害額の推移。グラフ内の数字は番号盗用被害によるもの(グラフ:日本クレジット協会の発表をもとに独自に作成)

(Security NEXT - 2024/01/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

市内全世帯向けデジタル金券の配送中に一部紛失 - 太田市
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
「不正ログイン」相談が約1.5倍 - 「偽警告」は関係者逮捕で減少するも限定的
Apple、「iOS 26.1」「iPadOS 26.1」を公開 - 56件の脆弱性を解消
ランサム攻撃でシステム障害が発生、影響など調査 - エネサンスHD
Apple、脆弱性を修正した「iOS 18.7.2」「iPadOS 18.7.2」を公開
一部サーバでランサム被害、バックアップ削除も - 新報国マテリアル
日英、IoT製品セキュラベル制度「JC-STAR」「PSTI法」で相互承認
「Django」にSQLiやDoS脆弱性 - 修正版をリリース
動画配信「バンダイCH」が一時停止 - 「意図せぬ退会」発生