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2Qのクレカ番号盗用被害、約132億円 - 国内だけで100億円超

2023年第2四半期におけるクレジットカードの不正利用被害額は、前四半期から16.1%増となる約141億円だった。番号盗用被害が9割以上を占めており、特に国内での被害が増加。はじめて100億円超を記録したという。

日本クレジット協会が、国際ブランドカードの発行事業者を中心に、銀行、信販会社、流通関連事業者、中小の小売団体など41社を対象としてクレジットカードの不正使用被害の状況を調査し、取りまとめたもの。

同四半期におけるクレジットカードの不正利用被害額は約141億円。前四半期の約121億4000万円から16.1%増加した。2022年以降、1四半期あたり100億円を超える被害が確認されている。

被害の内訳を見ると、番号盗用による被害が約132億4000万円で全体の93.9%を占める。前四半期の約113億3000万円から16.9%増加した。一方、偽造カードによる被害は約5000万円、そのほかの被害が約8億1000万円だった。

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クレジットカード不正利用の被害動向(グラフ:日本クレジット協会の発表をもとに作成)

(Security NEXT - 2023/10/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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